手洗い洗たくは、カシミア、シルクだけでなく、日常着でよく使用されるコットンやリネンなどのアイテムも優しく効果的に洗う事が出来ます。 洗たく機や乾燥機を利用できない場合や、大切にしたいお気に入りのアイテムも自宅で出来る基本の手洗いについてご紹介します。
Step1:Group(グループ仕分け)
洗濯機で洗濯するときと同じように、色や生地の種類で洗たく物のアイテムを分けグループを作ります。
ウール、カシミア、メリノのようなアイテム、シルクやレースのような繊細なアイテム、そして日常着やリネンのアイテムで分け、さらに白と色物を分けます。
汚れがひどい場合や一時的に染色された衣服は、単独で洗います。ウォッシュタブや洗面所の汚れ、色移りを防ぐためです。
Step2:Wash(洗う)
今回はブラックTシャツを洗ってみます。
洗濯物の量に応じて、ウォッシングタブまたは洗面台、浴槽で洗たくします。
今回はTシャツ1枚に対して、デタージェント1プッシュ(3.5ml)、コンディショナー1プッシュ(3.5ml)を使用します。
洗たく物の量に応じて洗剤の量も調整し(洗剤のボトルの背面を参照)、正しい量を使用してください。少なすぎるとニオイや汚れが残り、多すぎると洗剤をきれいに洗い流すことが難しくなります。
水はなるべく30度以下の温水を使用しましょう。
★汚れが気になる箇所には水に衣類を入れる前に、あらかじめデタージェントを1プッシュ分ほど直接塗布しておくと、より効果的に汚れが落ちます。
洗濯物を水に漬け込んだら、デタージェントを投入。
全体に洗剤を馴染ませるように、優しく揉みこみます。
そして、洗たく物を30分間浸し、汚れを浮き上がらせます。ただし、シルクを洗う場合は、30分以上浸けないでください。
Step3:Rinse(すすぎ)
30分経ったら、洗剤がなくなるまでしっかりすすぎます。
Step4:Conditioning(柔軟剤)
最後のすすぎのタイミングで、柔軟剤を投入。 洗剤の時と同じように全体にいきわたるよう、優しく揉みこんだら、仕上げのすすぎを行う。
Step5:Dry(乾かす)
お洋服の形を崩してしまう可能性がある物は強く絞らないように気を付け、手の間、または洗面台等の端に押し付けて、布から水を押し出します。
水が垂れないぐらいまで絞れたら、ハンガーにかけ、風通しの良い場所で干します。
デリケートな衣類の場合は、乾燥ラックに自然な形で洗たく物を平らに置き、平干しすることで、繊維、色、形状、弾性を維持できます。
収縮を防ぐために、布地(特にウール)を暖房器具や直射日光などの熱源に近づけないでください。
正しい手洗いを心がけるだけで、洗濯機を使用するよりも、衣類の寿命を延ばすことに繋がります。
大切な衣類を長く着るために、手洗いで大切に育ててみてくださいね。
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